ベランダ・バルコニーのお手入れ方法と注意点
ベランダやバルコニーがあるお家では、洗濯物を干したり家庭菜園を楽しまれているご家庭もあるのではないでしょうか。
ご家庭によって様々な用途で使われるベランダやバルコニーですが、お家のメンテナンスといわれると意外と見落としがちな場所ともいえます。
ベランダやバルコニーは常に雨風にさらされていますので、気づけば色あせやひび割れなどが発生している場合も…。建物外部の損傷はとても深刻で、大切なお家を傷つける要因になりかねません。
今回は、そんなベランダ・バルコニーのメンテナンスについてご紹介します。
目次
■ベランダとバルコニーの違い
■補修工事の目安症状
■ベランダ・バルコニーのお手入れ方法
実は違う?ベランダとバルコニーの違い
ベランダの特徴
屋内の建物から外に張り出した屋根がある部分のことを指します。和風のお家では、庭等に面した縁側も指します。
バルコニーの特徴
室外に張り出した広いスペースのことを指しますが、ベランダと違い屋根がありません。
こんな症状が見られたら要注意!補修工事の目安症状
こんな症状が見られたら、補修や塗装等が必要な場合があります。
床が色あせてきた
雨風の他に土ぼこりや鳥の糞等の汚れで、表面に荒れや色あせ等の劣化が見られることがあります。
防水機能が低下している可能性がありますので、塗り替えを検討する必要があります。
ひび割れ、剥がれ、膨れている
ひび割れや剥がれが起きていたり、膨れている箇所を見つけた際にはシートや塗料が劣化してしまっている可能性があります。
ひび割れは、雨水が浸入すれば雨漏りを引き起こしてしまいます。
剥がれは雨水や紫外線を防ぐ効果が無くなったり、特にベランダの床であれば雨漏りしてしまう可能性があります。
膨れは塗装内部に水が浸入し、膨れてしまっている状態です。水が溜まったままになると下地にまで影響を及ぼしてしまいますので、剥がれよりも厄介といえます。
いずれも1、2箇所程度であれば問題は少ないですが、多く見受けられた場合は補修が必要になる可能性が高いので要注意です。
水が溜まる
本来ベランダやバルコニーは、勾配によって水が排水溝までスムーズに流れるような設計になっています。
水が溜まる原因としては、勾配を考慮した設計になっていなかったり、防水効果が低下し水はけが悪くなっている可能性があります。
また、単純に排水溝にゴミなどが溜まっている可能性もありますので、一度掃除を行い様子を見てみましょう。
トイレで使うラバーカップを使って解消する場合もありますよ。
植物の繁殖
植物は成長の過程で床を割って生えることがあります。放置してしまうとコンクリートや防水層を破壊してしまう恐れがありますので要注意です。
手すりに錆や腐食が見られる
手すりは落下防止のため、1.1m以上のものを取り付けられています。当然、雨風の汚れや傷によって腐朽したり錆びが生じてしまいます。
劣化により手すりが不安定になってしまたり、放置すればベランダやバルコニーそのものが破損してしまう原因になりかねません。
注意
バルコニーやベランダは、日々雨風にさらされていますので、知らず知らずのうちに劣化も進んでしまうものです。
定期的なメンテナンスを行っていれば、補修費用も安く済んだのに、手遅れになると膨大な金額になってしまう可能性もあります。
費用を抑えるためにも、定期的なメンテナンスをすることをおすすめします。
ベランダ・バルコニーのお手入れをしよう
続いて、ベランダとバルコニーのお手入れ方法をご紹介します。
ベランダのお手入れ方法
- 1.ホコリやゴミなどは、ほうきなどで取り除き、時々水洗いをしましょう。
- 2.排水溝もゴミで詰まらないよう、定期的にチェックを行い注意しましょう。
- 3.手すりなどは水拭きをしましょう。
バルコニーのお手入れ方法
- 1.こまめな雑巾掛けを心がけましょう。
- 2.木部に傷ができた場合は、まずは汚れを落としましょう。
傷が深ければパテ埋めをした後、市販の塗料を塗って補修をします。 - 3.オイルステイン仕上げは、時間の経過とともに退色・剥がれなどが見られるようになりますので、市販の塗料を塗り直すか、プロにご相談ください。
最後に
メンテナンスというと目に付きやすい建物内部のことばかりに気を使いがちですが、ふとベランダやバルコニーを見てみると色あせていたりひび割れていたり…なんて可能性も十分あります。
今後も安心して長く住み続けられるようなお家に保つために、定期的なメンテナンスを行ってみてください。
こんな症状はどうなの?これって補修が必要??などご自身で判断できない症状や疑問がある場合は、お気軽にお問い合わせください!