意外と出来てないお庭周りのメンテナンス

お庭のエクステリア製品や建材は、庭木などとは違って引き渡しの時が最も良い状態になっています。
特に屋外にある事がほとんどのそれら製品の持つ性質から、避けることのできないのが劣化(耐久年数)です。
しかし、ちょっとしたお手入れでよい状態を長期間保ち、劣化をを防ぐ事が出来ます。
その「ちょっとしたお手入れ方法」を「KGコンシェルジュ」がお伝えします。参考にしてみて下さいね!

カーポート

カーポート
カーポートの屋根は、ポリカーボネートという素材でできている場合が多いです。
この素材は強度があるプラスチックで、傷と汚れがつきにくいという特徴があります。
しかしその強度は大人の体重を支えられるほどではありません!!
カーポートの屋根に乗って掃除をしないように注意してくださいね。
築年数がたったカーポートの場合は紫外線や雨風で劣化している可能性が高いです。
屋根を掃除する場合は脚立(きゃたつ)と柄の長いブラシなどを使って安全確保に努めて行ってください。

ウッドデッキ

ウッドデッキ
天然木の場合のウッドデッキの掃除方法をご紹介いたします。

①汚れを取り除く

ほうきを使ってウッドデッキの上に溜まった砂ぼこりを取り除きます。
この砂ぼこりが、ウッドデッキにとっての天敵です。
ウッドデッキの表面に砂ぼこりがあると、木材が乾燥してしまい乾燥が進んだ木材はひび割れを起こしやすくなってしまいます。また、砂ぼこりには「腐朽菌」と呼ばれる木材を腐らせる菌が含まれているため、日常の掃き掃除はこまめに行う事が実は非常に大事です。

②水で洗う

十分に掃き掃除が終わったら、ウッドデッキをしっかりとぬらし、木目に沿ってデッキブラシでこすります。
最後に水で流せば完了です。
※ウッドデッキは強くこすりすぎると、傷がついてしまう可能性がありますので注意しましょう。

③表面をキレイにする

水が完全に乾くまで2日ほど間を空けたら、まずはやすりを使って表面の塗装や凸凹を取り除きます。
その際は木目に添ってやすりをかけるようにします。その後、やすりのカスやほこりなどをほうきで掃除します。やすりと同様に木目にそって、木材保護塗料やオイルステインを刷毛で塗っていきます。薄く2回に分けて塗っていくのがポイントです。
その後2日ほど乾燥させれば完成です。
※サッシなどにオイルステインが付かないようにする為に養生をお勧めします。

コンクリート

土間コン
土間コンクリートを掃除するには、デッキブラシを用いるのが一般的です。
その際、洗剤は酸性のもの以外を使用しましょう。
コンクリートは酸性雨などの影響によって劣化していくように、酸性の洗剤はコンクリートの表面を傷めてしまう、溶かしてしまう可能性があります。アルカリ性洗剤を使用する場合でも、できるだけ薄めて使用するようにしましょう。
駐車場のコンクリートはタイヤ痕がどうしても付きますが、洗い出しコンクリートはタイヤ痕が付きにくく、目立ちにくいです。(ただし、高額になる可能性があります)
事前に表面をコーティングするという方法もありますが、剥がれることもあるので定期的なメンテナンスが必要です。
通常は汚れが付いてすぐに高圧洗浄機などで洗うのが効果的です。

アルミ製品(手すり、フェンスなど)


アルミはスチールなどに比べて、サビにも強く、維持費のかからない素材です。ただ、表面に付着した汚れを長時間放置しておくと腐食の原因になります。
お手入れ方法としては、年に数回の水洗いと乾拭きだけで十分です。
ただし、海岸地域や交通量の多い道路沿いは、塩分や排気ガスによる汚損が進みやすいので、こまめにお手入れしてください。
汚れがとくに酷い場合は、中性洗剤をつけた樹脂性のタワシ、または目の細かい紙ヤスリで軽くこすり、汚れやサビを取り除きます。その後、水洗いし、乾拭きしてください。

※注意点※
①お手入れにはスポンジなどの柔らかい物を使ってください、金属性ブラシ、スチールウール、目の粗い紙ヤスリは避けてください。
②小石、砂などが付着したまま表面をこすると、傷がつきますから必ずあらかじめ取り除いてください。
③洗剤は、中性洗剤を薄めてご使用ください。
④角や隅に洗剤が残らないようにしてください。放置したままにすると腐食の原因になります。


お手入れに自信が無い、お手入れだけではどうしようもできないほど腐食や損傷が見られる…などがあれば、お気軽にご相談ください。