カビ・雨漏り・豪雨対策【住まいのお手入れカレンダー:6月】

6月初旬には岡山もいよいよ梅雨入りシーズン。梅雨明けの7月初旬までの間は、湿度も高くなってジメジメしていますね。そう、梅雨の高い湿度は住まいの大敵です。カビが繁殖すれば人の健康にも建物にも影響があります。

カビを寄せ付けない工夫を

カビが発生・生育するには4つの条件が揃うことが必要です。その4つとは、酸素、栄養、温度、そして湿度。中でも酸素、栄養、温度はコントロールするのは難しいので、一番コントロールできるのは湿度です。
梅雨の期間中は特に湿度のコントロールを行って快適に過ごしたいものですね!
ポイントは水気のあるものを室内に置かない、水滴を見つけたらこまめに拭き取る、晴れた日には換気を行う。浴室などの水気の多い場所は毎日しっかりと換気を行うことが大切。
また、室内はエアコンで湿度のコントロールを行う。雨の日の洗濯物は室内に干したら風が通るように工夫する。または、浴室乾燥機や洗濯物乾燥機を活用するなどして、できるだけ湿気を室内に寄せ付けないようにしてみましょう。

湿度コントロール機能のある壁


土蔵などの壁に施されている土壁は、機能の大小はありますが、湿度をコントロールする能力を備えています。故に土蔵などでは古文書などもカビが生えずに保管されていたりしています。
土の調湿は木の調湿よりも物理的に優れていて、家の湿度コントロールには最適とも言われています。
現在の調湿の代表格は、漆喰と珪藻土。漆喰は石灰、珪藻土は植物プランクトンの遺骸が永年にわたって堆積してできた、粘土状の土が原料となっています。漆喰、珪藻土ともに調湿性、防火性に優れた自然素材で、気候が季節ごとに変化する日本にぴったりな建材といえます。
カラーも表面模様も多種多様にあり、ニオイの吸着分解で、室内の空気清浄も期待できます。
ジメジメを解消するには、こういった機能性の高い建材を使ったリフォームも検討してみる価値がありますね。

梅雨時期前までにチェックしておこう

樋の排水チェック
雨が降ってきたら雨樋が排水できているか、詰まっていないかをチェックしておきましょう。落ち葉などで雨水が溜まっている部分がないか、雨水がしたたり落ちている部分がないか、樋自体が劣化して漏れていないかを確認しておきましょう。

エアコンの「試運転」で快適な夏に備えておこう


夏本番になってエアコンの故障に気づいても遅い。トップシーズンは修理も混雑しているので、真夏に快適す過ごせるように5月~6月には試運転をして点検しておこう。
試運転の方法は簡単。早めにやってみて。
(1)運転モードを「冷房」、温度を最低温度(16~18℃)に設定して、10分程度運転させる。
(2)冷風がきちんと出ているか、異常を示すランプが点滅していないかをチェック。
(3)さらに30分程度運転し、室内機から水漏れがないかをチェック。
(4)異臭や異音がないか確認。

エアコンもお掃除しておこう

夏に冷房運転した後には、エアコン内部では結露により水滴が発生しています(暖房運転後には結露は発生しません)。この水滴を放置してしまうと、エアコン内部にカビが発生してしまいます。このカビが臭いの原因です。
この結露を防ぐためには、冷房運転後には「内部乾燥運転」を必ず行うようにしてください。
尚、初期設定では内部乾燥運転機能がオフになっている場合もあるので、説明書を読んで確認してくださいね。
また、エアコンを使用するシーズン前にはフィルターのお掃除も必須です。冷房運転のシーズン中は2週間に1度、暖房運転のシーズンは1ヶ月に1度の割合で掃除をしておきましょう。
フィルターの汚れがひどい時は中性洗剤で、汚れがひどくない時は水洗いで大丈夫です。

水害対策も考えておこう

岡山の6月は年間で降水量が一番多い月!6月末から7月にかけては線上降水帯の強雨にも注意!
近年は異常気象による集中豪雨が頻発し、それに伴う浸水被害などが増えている昨今。各家庭でも日頃からいざというときの備えを準備しておくと安心です。この時期、一度は浸水に対する備えをチェックしておきましょう

浸水被害はどこでもおきる!昔は「浸水や土砂災害は山間部で発生するもの」と思われていましたが、都市化が進み土からアスファルトになった道路が多く、ゲリラ豪雨などで短時間に狭い範囲に大量の雨水が押し寄せると、これまで土の中へ浸透していた雨水が下水道に流入し、下水道があふれて浸水被害を引き起こすということが起きています。ここは浸水は大丈夫と思っていても備えだけはしておきましょう。

事前準備編 被害の可能性を知る

自宅周辺で想定される浸水やその他の被害の大きさを、ハザードマップなどで確認しておきましょう。
国土交通省ハザードマップポータルサイト https://disaportal.gsi.go.jp/

できることからやっておこう。

1.家を建てる際の浸水対策「高床式にする」
柱等により床面を高い位置に設けるピロティ構造や、鉄筋コンクリート造の基礎を高くする構造により、想定される水位よりも床の位置を高くする。
2.家を建てる際の浸水対策 ~地盤を高くする~
敷地全体に盛り土を行い、周辺よりも家の地盤を高くする。必要に応じて、沈下または崩壊が生じないよう締め固め、鉄筋コンクリートの擁壁を設ける。
3.家を建てる際の浸水対策「防水壁で家を囲む」
住宅の周囲を防水性のある塀で囲むことにより、敷地外からの浸水を防ぐ。開口部は陸閘※により住居への浸水防止を図る。
4.家を建てる際の浸水対策「外壁を耐水化する」
建物自体を防水性のある建材などで囲むことで、建物への浸水被害を低減させる。玄関等の出入り口にも止水板を取り付ける等の耐水の工夫が必要。木造住宅等自重の軽い建物等では、水位上昇により生じる浮力で浮き上がらないよう、基礎との接合を強化する必要がある。
5.家を建てる際の浸水対策「設備機器を守る」
コンセントを高い位置に設置する。1階と2階のブレーカーを分けることで、2階の停電を防ぐ。エアコンの室外機や給湯器などを想定される水位より上に設置する。
6.浸水に備えるための対策「家の周囲の安全確認・事前の対策」
家の周囲に不良箇所がないかを台風や大雨の前に確認し、必要に応じて修理する。強風により飛散する危険がある物がないかを確認し、あれば室内に移す。
7.浸水に備えるための対策「排水路の確保・土のうの準備」
落葉やごみで雨水ますが塞がれていると、敷地や道路が冠水する恐れがあるため、雨水ますの点検や清掃を行う。土のうにより家屋への浸水を軽減することができる。すぐに土のうを使えるよう、地域で準備するなどの工夫をする。
8.浸水直前の対策「玄関からの浸水を防ぐ」
土のうが無くても、ゴミ袋やプランター、ポリタンク、レジャーシートなどの身近なものを使って、家の浸水を防ぐことができる。
9.浸水直前の対策「下水の逆流を防ぐ」
急激な水位の増加により下水が逆流し、トイレや風呂場、洗濯機の排水口などから水が噴き出ることがある。ビニール袋に水を入れた水のうを置くと、逆流を抑える効果がある。
10.浸水直前の対策 「床下収納からの浸水を防ぐ」
床下が浸水すると、床下収納のふたが開いて水が室内に入ることがある。重いものや水のうなどで床下収納のふたを塞ぐと、浸水を軽減する効果がある。
11.浸水直前の対策「家財の被害を防ぐ」
水害による家財被害を軽減するため、家財を2階などの高い所へ上げる。
12.浸水直前の対策「浄水槽の被害を防ぐ」
浄化槽被害を低減するため、浄化槽ポンプの電源を切る。(あらかじめ浄化槽ポンプを高い場所に設置することが望ましい。)浄化槽に土砂や泥が入ると、浄化槽の管を塞いだり、浄化機能が低下し汚水のまま河川に放流してしまう恐れがあるため、ふたがしっかり閉まっているか確認する。
13.家を建てる際の地震対策「耐震化する」
倒壊による圧死や延焼を防ぎ、命の安全を確保するために建物を耐震化する。
14.地震に備えるための対策ブロック塀の安全対策をする~
ブロック塀の倒壊を防ぐための安全対策をする。
15.地震に備えるための対策 ~家具の転倒・窓ガラス等の飛散を防ぐ~
家具の転倒等による死傷や逃げ遅れを防ぐため、家具を固定する。怪我の防止や避難の妨げにならないよう、ガラス窓や扉には飛散防止フィルムを貼る。
16.地震に備えるための対策「安全な空間・通路を確保する」
揺れが大きくなると、家具の固定器具では転倒を防止できないケースがある。万が一に備えて、寝室や出入口等の家具のレイアウトを工夫し、安全な空間・通路を確保する。
17.地震に備えるための対策「家の周囲の安全確認・事前の対策」
家の周囲に不良箇所がないか日頃から確認し、必要に応じて修理する。落下や転倒する危険がある物がないかを確認し、あれば固定する。
18.地震が起きた際に家を守るための対処「火の始末をする」
火の始末をする。ただし、揺れているときは鍋の中のお湯や高温の油で火傷などの怪我をする危険があるので、揺れがおさまってからにする。万が一出火した時は、落ちついて消火する。
出典:国土交通省

当日編 大雨が降ってきたら

1.正確な情報収集
ラジオ・テレビ、インターネットなどで最新情報、災害情報、避難情報を確認しましょう。雨の降り方や浸水の状況に注意し、危険を感じたら自主的に避難をしましょう。
2.避難の呼びかけに注意を
危険が迫ったときには、市役所や消防署から避難を呼びかけることがあります。呼びかけがあったときは、速やかに避難しましょう。
3.避難時の留意点
浸水してしまったときは、建物の2階以上の高い場所に移動し、水が引くのを待ちましょう。
4.動きやすい服装、2人以上での避難を
避難するときは、動きやすい服装で避難しましょう。また、単独行動は避け、2人以上での避難を心がけましょう。
5.異常を発見したら
浸水しそうな場所や雨水が噴出してマンホールの蓋がはずれそうな場所など、異常のある箇所を発見したときは、近づかないようにしましょう。
6.危険箇所に注意を
浸水の恐れがある立体交差点(アンダーパス)や土砂災害のおそれがある場所などは、二次災害のおそれがありますので、近づかないようにしましょう。
7.車での避難は控えて
車での避難は、緊急車両の通行の妨げになりますので、特別な場合を除きやめましょう。また、水防活動の妨げになりますので、自動車を堤防や道路に放置しないようにしましょう。
8.段差・溝に注意を
避難するときは、できるだけ浸水していない道路を選びましょう。また、浸水している場所では、側溝や水路など転落の危険があり、長い棒を杖代わりにして、十分注意しましょう。
9.地下空間の危険性
地上が冠水すると一気に水が流れこんできます。換気口など思わぬところから水が入ってくることがあります。また 、水が流れ落ちてくると、階段は登ることができなくなります。
10.水圧でドアが開きません
浸水すると、外開きでも内開きでもドアを開けることができなくなります。
11.注意を要する箇所
道路や鉄道などが立体交差し、道路が低くなっている所(アンダーパス)は、水がたまるため通行ができなくなります。
12.低いところ(窪地)
アンダーパスのほか、周辺の土地より低くなっている道路なども、周辺の土地から水が流れ込み、水がたまるため通行ができなくなります。

非常時持ちだし品(例)

1.ハザードマップ
2.貴重品
3.懐中電灯
4.ラジオ
5.携帯電話、スマホ
6.非常食、飲料水
7.医薬品
8.マッチ、ライター
9.タイル、ティッシュ
10.衣類
11.防寒具、雨具
12.ビニール袋
出典:岡山市

備えあれば憂いなし
湿気対策や大雨、洪水対策など今月は水にまつわることをお届けしました。近年は異常気象により、思わぬ災害が多発しています。「まさか」ということがたくさん起こっている時だからこそ、抜かりない準備をしておきましょうね。


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