シロアリ駆除のおすすめシーズンと予防対策!【住まいのお手入れカレンダー:4月】

我々はシロアリが発生して初めてその存在に気が付くわけですが、駆除に最適なタイミングというのはあるのでしょうか?

シロアリ

「春から夏」が要注意なワケ

シロアリの活動が活溌になる『春から夏』の間は、要注意です。

白ありは冬眠せず1年中活動していますが、6月の梅雨ごろから、シロアリが好む湿度や温度が高くなり、シロアリの活動が活発になります。

シロアリの種類によっても違いはありますが、概ね4月中旬から7月の雨の降った後の蒸し暑い日に巣から飛び立ちます。

日本に多く生息している「ヤマトシロアリ」は、4月~5月の昼間、浴室などから飛び立ち、また「イエシロアリ」は、6~7月の夜、燈火に集まってきます。

岡山県南部をはじめとした温暖な一部地域に勢力を伸ばしつつある「アメリカカンザイシロアリ」は6月から10月の日中、新しい巣を作るために羽アリが飛び出します。

シロアリの発生を感知して初めて駆除の必要性を認識するとはいえ、一度駆除したことがあるお住まいなら、メンテナンスのタイミングはやはり「シロアリの活動が活発になる前」にすることがお勧めと言えます。

また、その駆除方法によっても最適な時期が変わります。駆除方法の詳しい違いはこちら>

ベイト工法:4月~10月

「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」は4月~7月、「アメリカカンザイシロアリ」は6月~10月が最適な時期となります。

ベイト工法では働き蟻に巣の中まで「餌=薬剤」を持ち運ばせることが重要で、働き蟻の活動が盛んな時期にこそ効率よく薬剤を運んでくれるというわけです。

バリア工法:1年中

バリア工法はシロアリが侵食した箇所に直接薬剤を散布するため、ベイト工法と比べて即効性が高く、1年中効果を発揮します。

 

では「シロアリの発生を防ぐ」為に日頃からできるメンテナンスはあるのでしょうか?

【湿気をためない方法】

ヤマトシロアリやイエシロアリは湿気の多い場所を好みます。

浴室やキッチンなどの水回りは常に湿気が多い状態で、湿気が溜まると床下や建具からシロアリが繁殖してしまうことも多い場所です。

浴室の壁

浴室は掃除後に壁や天井の水分をふき取り、よく換気しましょう。

シンク下

キッチンはシンク下の収納部分は物を詰め込み過ぎず、定期的に掃除し、カビや湿気が溜まっていないか確認しましょう。

床下通気口

また、床下の換気口の周りなどに物を置かないように気を付け、床下の湿気が抜けやすい様にしましょう。

サッシの結露

さらに冬場も結露がついた窓を放置していると溜まった水滴が建具などに侵入し、シロアリが好む環境になります。

シロアリは寒くなると活動が弱まりますが、冬眠するわけではありません。さらに近年の住宅は高気密化・高断熱化されていて、冬場も床下や家の躯体部分が温かい状態を保っていることも多いものです。

日頃からできるだけ、家の中の換気と湿気の除去や換気口周りの点検を行い、シロアリが寄り付かない環境保全をこころがけることが肝心だということですね。

まずは梅雨が来る前に水回りのお掃除と換気から始めましょう。

それでも、「床がギシギシする」「木の建具に穴や隙間がある」「壁や柱をたたくと空洞の様な音がする」「羽アリを見た!」という方は、

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