芝の手入れ、網戸・エアコンの点検【住まいのお手入れカレンダー:5月】

5月は暖かくなりその後ジメジメした梅雨に突入し暑い夏を迎えるための準備が必要な時期です。これから夏に向けての生活を快適にするための【芝の手入れ】【網戸のチェック】【エアコンの点検】などのお手入れポイントを紹介します。

■芝の手入れ

芝刈り

水やり

この時期の芝は水やりが非常に大切です。

5月の水やりの頻度は、地域の気候や、日当たり、風通しなどで多少違いますが、晴天が続く場合は毎日水やりしたいところです。
一般的な高麗芝などの日本芝の場合、芝生の水やりは、この時期であれば最低でも2日~3日に1回は行ってください。
梅雨入り前や、気温がぐんぐん上がる5月の快晴の日の朝にはぜひ水をしっかり上げてください。

一番良い時間帯は、朝と夕方の出来れば、日の出前、日の入り後です。たっぷりとむらなく水をあげるのがポイントです。
芝生は湿気が多くても、乾燥しすぎても元気に育ちません。気温が高い状態で水不足が続くと、芝生が枯れるので注意が必要です。

5月は芝生の生育に適した時期なので、適切なお手入れを行う事で5月中には新芽が出そろい、全面緑に覆われ、綺麗な緑色の芝が楽しめるようになります。

芝刈り

これからの時期は、芝生の水やりはもとより芝生のお手入れも必要になってきます。
またこの時期は芝生の苗が傷みやすい時期なので気をつけましょう。

特に雑草が増えてくる時期なので、こまめに「除草」や「芝刈り」をすることがポイントになります。

「芝刈り」は、基本的には20mmを目安に2週間に一度くらいを目安に行ってください。
芝は芝刈りによる適度な刺激を与える事で目数を増やし密度が高くなるため、こまめに芝刈りをすることで、密度の高い絨毯のような芝生を作ることが出来ます。
もし芝刈りをするタイミングを逃して、芝が伸びすぎた場合は、一度に短く刈ってしまうと「軸刈り」(軸刈りは芝刈り直後に青い葉が無くなって枯れたように見えること)になってしまうので、何回かに分けて徐々に短く芝刈りを行う事で緑色の綺麗な芝が楽しめます。

芝刈りの道具は、芝刈りばざみやバリカンでも芝刈りは可能ですが、ある程度の面積の芝になる手作業ではやはり大変です。
コスト的には少し掛かりますが「芝刈り機」を使うことをお薦めします。芝刈り機は、電動でも手押しでも、どちらでも良いと思いますが、こまめな芝刈りこそ芝の状態を良くする秘訣なので楽な電動タイプをお勧めします。

芝は目に見える部分だけでなく、地下20〜30mmにある地下茎も活発に伸び始めます。
芝は刈り取られることによって目数を増やして密度が高まる性質があります。こまめな芝刈りこそが絨毯のような芝生に仕上げる秘訣です。

刈りカスは竹ボウキやレーキ(熊手)で集めて処分します。刈り込み後、刈りカス(サッチ)を竹ボウキやレーキ(熊手)などを使ってで綺麗に取り除いて下さい。放置しておくと病気の原因になります。

また栄養(ケイ酸、カルシウム、カリ、鉄、苦土、その他の微量葉素)を適度に入れて、健全成長を促すことで病虫害リスクは低下します。

天然芝を長く綺麗に保つコツは「適切な水やり」と「小まめな芝刈り」だということがわかりますね。

■網戸のチェック

5月になるとだんだんと気温も上昇し日中窓やドアを締め切っていると蒸し暑く感じられるようになってきます。
そろそろ窓を開け外の春風を入れて気持ちの良い快適な室内生活を送りましょう。
しかしその前に、網戸の状態はチェックしましたか?破れていたり穴が開いていたりしたら、イヤな蠅や蚊が入ってきてしまいます。そんな時は今の内に網戸の張り替えをしたいものですが、自分でできるのでしょうか?
網戸

5月に行う網戸のチェックポイント

網戸は日光が当たる時間や網戸の開閉頻度などによって交換時期は異なりますが、一般的には網自体の耐久年数は5年〜10年程と言われています。網だけの劣化なら、網の張り替えが有効です。
〜網戸交換のチェックポイント〜
①網戸の枠が歪んでいる。
②戸車が破損している。
③網戸をしているはずなのに、虫が入ってくる。(枠の歪みや網の破れが疑われます。)
④網戸が動かしにくい、外れやすくなっている。(枠の歪みや部品の破損が疑われます。)
網戸が破損や機能を果たさなくなった時が交換時期なので早めの交換がおすすめです。
網戸を交換してから10年以上経過している場合も、交換をオススメします。

網の貼替え

張り替えを業者に依頼した場合の相場は 900×1800mm位で 1枚2500~4000円くらいです。 網目は 通常18メッシュか 20メッシュが一般的です。それ以上細かくすると、押えゴムの交換や網自体も多少高くなります。

DIYで自分で張替える場合は道具を揃えると1枚1000円程度にはなりますが、最近では100円均一ショップなどで必要な道具を揃えることも出来、その場合はさらに費用を抑えることが出来ます。
・押さえゴム
・網戸用ローラー
・網戸クリップ
・網戸カッター

■エアコンの点検・掃除

エアコン

いざ夏本番となったときに、「猛暑日にエアコンをつけたら故障していた…」「なんとなくエアコンがカビ臭い…」「エアコンを点けてから体調が悪い」なんてことになったら大変です。

エアコンの内部はカビが生えるには最高の環境です。エアコン掃除を行なわずに使用するとカビをまき散らすことになります。

冷房や除湿運転の時、エアコンは室内の湿った温かい空気を取り込み結露が発生します。運転をしていない時には内部の温度が上がり、カビが発生する環境が整ってしまいます。そしてエアコンの運転と同時にカビの胞子を部屋中に撒き散らすことになるというわけです。・・・想像しただけでも怖いですよね。

そんなトラブルやリスクを未然に防ぐため、シーズン前の今のうちにエアコンの掃除と試運転をしておきましょう。正常に運転することがわかったら、シーズン前に本格的にお掃除しておきたいですね。できれば定期的にエアコンクリーニングをしたほうが、エアコン本体の寿命はもちろん、カビの胞子やほこりが部屋中にまき散らされるリスクを減らすことができます。

エアコンの「試運転」で快適な夏に備えておこう

冬場はエアコンを使用していないというご家庭なら、表面カバーのホコリやフィルターを洗ってから、試運転してみましょう。

試運転の方法は
(1)運転モードを「冷房」、温度を最低温度(16~18℃)に設定して、分程度運転させる。
(2)冷風がちゃんと出ているか、異常を示すランプが点滅していないかを確認。
(3)30分程度運転してエアコン本体から水漏れがないかをチェック。
(4)異臭や異音がないか確認する。
ポイントは、5月の外気温度が比較的低い日に行うことです。

オフシーズン(使わない期間)直後に一気に100%の負荷をかけて運転をすると、思わぬ不具合発生につながることがあるので、5月中の試運転は、エアコン内部に負荷が比較的かかりにくいため、製品にも環境にもやさしい事になります。

また試運転をこの時期に行う他のメリットとしては、まだエアコンのフル稼働の時期ではないので、トラブルが見つかったり、エアコンクリーニングを専門業者に依頼する際に繁忙期では無いため希望の日時に予約が取りやすく、また「早期割引き」などの値下げサービスを行っている場合もあるのでおすすめと言えるでしょう。

エアコン掃除

点検で正常に運転することが分かったら、オフシーズンに本格的にお掃除しておきましょう。

自分で掃除する場合、エアコン外部のホコリ掃除と、フィルターの掃除から始めましょう。フィルターの汚れがひどい時や使い始めは中性洗剤で洗い、汚れがひどくない時は水洗いで大丈夫です。フィルターは冷房運転のシーズン中は2週間に1度、暖房運転のシーズンは1ヶ月に1度の割合で掃除をしておきましょう。

その次に内部の羽や金属部分などのクリーニングもしておきましょう。
エアコンの内部のクリーニングは市販の専用クリーナーで自分でも掃除することも可能です。カバーを外し、フィルターを取り金属製のフィンを露出させ、液ダレしない様にビニールなどで覆い、専用クリーナーを吹き付けましょう。

ただし、この時念入りにとついつい「金属フィン」を触ってしまったり、クリーナーが残ったままになってしまったりすると、故障の原因にもなりかねないので、注意しましょう。できれば年に1度くらいは専門業者さんにお願いして隅々までキレイにしてもらうのがおススメです。

エアコンクリーニングの価格帯は、時期や地域によって変動がありますが、家庭用でお掃除機能のないエアコンであれば、7,000円~10,000円程度が相場になります。

ただ気をつけなければならないのが、最近多い「お掃除機能付きエアコン」です。フィルターのホコリをエアコン自体が定期的に掃除してくれるので、人間が掃除をする頻度を抑えることができる便利なエアコンですが、特殊な機器を使用しているのでクリーニング業者によっては対応してもらえないこともあります。料金もお掃除機能なしのエアコンに比べて、高くなりやすいので事前に確認するようにしてください。

カビを発生させにくい使い方

エアコンのカビを防ぐには、エアコン内部を乾燥させることが大切。冷房を使ってすぐに電源を切って放置すると、エアコン内部に結露がたまったままで、それがやがてカビの原因になります。

この結露を防ぐためには、冷房運転後には「内部乾燥運転」を必ず行うようにしてください。
尚、初期設定では内部乾燥運転機能がオフになっている場合もあるので、説明書を読んで確認してくださいね。

最近発売されているエアコンにはもともとこの「内部クリーン機能」などが備わったものも多く登場していますが、旧式のものでも使い方次第でカビの発生を軽減させることもできるんです。

冷房を使った後にタイマーなどで数十分~1時間くらい「送風」運転を行うことで、エアコン内部を乾燥させることができ、カビの予防になりますよ。

エアコンの買い替えなら暖房性能が重要

最近は冬場もファンヒーターなどを使用せず、1台のエアコンで冷房も暖房も行う方も多くなりました。燃焼による暖房は結露の原因となりますが、エアコンはファンヒーターとは異なり、その心配もありません。
夏に向けてエアコンを新調する場合、暖房性能も考慮しましょう。エアコンの省エネ性能が顕著に現れるのは実は暖房性能。暖房時の能力と消費電力を比較検討してみてください。また外気温が2℃時の暖房能力「低温暖房能力」は能力の差が付きやすいので、エアコン選びの際は必ずチェックしてみてくださいね。

最後に

今回は5月にお手入したい住まいのメンテナンスをお届けしました。
お家に居る時間がいつもより長い今だからこそ、時間を有効活用して居心地の良い我が家になる様メンテナンスしてくださいね。


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