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【お庭の豆知識】- 止まらない電気料金値上げに『太陽光発電』は有益？？ –

2023年6月1日よりまた電気料金が値上がりします。今回の規制料金の値上げ幅は東京電力で15.3％、中国電力は26.1％、沖縄電力では36.6％と発表されています。ここまで電気料金が値上がりすると、本格的に節約対策を考えている方も多い様です。

電気料金プランの見直しや省エネ家電への買い替えなど、選択肢はいろいろありますが、ここでは『太陽光発電』についてご紹介します。

太陽光発電のメリットとは？

まず、「太陽光発電」を住宅に導入するメリットとはどんなものがあるでしょうか？

■環境に負荷をかけない

日本の電力発電の約７割が化石燃料を燃やして発電する「火力発電」で賄われています。ご存知の通り「火力発電」の過程では多くの二酸化炭素が排出されますが、「太陽光発電」の電力源は文字通り「太陽光」のみですから、二酸化炭素を排出することはありません。

■災害時などの停電の際に安心

異常気象や地震などの災害で近年は日本各地で停電することもしばしばありますが、太陽光発電を導入していればいざという時にも電気が使用できるという安心があります。 ただし、太陽光発電があるといっても、太陽光発電のみで使用できる電力の量は通常通りの使用だと約1日程度と考えられているため、使い方を最低限にしたり、蓄電池などの予備策も準備しておくことを検討しましょう。

■電気代が節約できる

なんと言っても第１のメリットがこの「電気代の節約」ですね。「太陽光発電」で発電した電力を利用して自宅の電気を賄うと、一般的な家庭で年間約５万円～６万円の節約になるとも言われています。（※実際の電気料金プランや使用量、太陽光発電の容量などにより異なります）

■余った電気を売ることで売電収入を得られる

電気は無尽蔵に「貯めて取っておく」ということができません。そこで自宅で消費しなかった電力を予め契約した電力会社に買い取ってもらうことで「売電収入」を得ることができる仕組みを「FIT制度（固定価格買取制度）」と呼び、設置から10年間は固定価格での買取が保障される制度です。

なお、FIT制度が導入された2012年頃は1ｋWの売電価格は42円/ｋWだったのに対し、2023年は16円/ｋWとかなり安くなってしまいましたが、それにともない太陽光発電の設置費用も当時と比べかなり安くなっています。

太陽光発電の設置コストはどれくらい？

では、「太陽光発電」の設置コストはどれくらいかかるのでしょうか？

経済産業省は日本の住宅用の太陽光発電の相場価格を以下の様に算出しています。

設置容量：5.00kW

1kWあたりの価格：26.1万円/kW

設置費用 ： 130.5万円

【出典】経済産業省「令和5年度以降の調達価格等に関する意見」

ただし、これはあくまで統計上の目安で、メーカーや容量、契約条件などにより異なりますので、導入を検討される場合はよく確認しましょう。

ちなみに筆者の場合、我が家が設置した約10年前は一般的な家庭サイズの4ｋWで200万円弱の設置費用がかかりましたが、今では同じサイズで60万円前後の商品からあるそうで、初期費用がかなり安くなっていることがわかります。

このほかにも4年に1回の点検に1回5～10万円などのメンテナンス費用がかかることも確認しておきましょう。

「節約できる電気代」も「得られる売電収入」もご自宅の日照条件や電気の使用料のほか契約プランでも異なり、同じく「設置費用」もメーカーや容量によって様々です。

太陽光が当たる時間が短い立地や電気の使用料が少ないお宅では設置しても得にならない場合もありますが、近年では精度の高い「発電予測」を出す事ができるので、ご興味のある方は「KGコンシェルジュ」へお気軽にご相談下さいね。