【お庭と住まいのお役立ち通信】は「庭.pro(ニワドットプロ)」「KGコンシェルジュ」の各サービスをご利用いただいたお客様に、お庭のことから住まいや暮らしのちょっとタメになるアイデアや実例をご紹介しています。

【お庭の豆知識】- 助成金や補助金を活用して「賢く省エネ」する方法 –

いよいよエアコン無しでは辛い季節となりましたが、電気料金の値上げに伴い、今年は特に節電意識が高まっている様です。そこで岡山のみなさんに助成金や補助金を活用して賢く省エネできる方法についてご紹介します。

岡山市公園協会『住まいの緑化奨励事業』の助成金を使って庭木を植える

まず1つ目は岡山市公園協会の『住まいの緑化奨励事業』の助成金を使って庭木を植える方法です。岡山市内の住宅用地をお持ちの方がお庭に新たな樹木を植える際にいくつかの条件を満たせば助成上限額は50,000円（※植物の企画に応じて協会が認定した助成額）だそうです。

【交付条件】出典：公益財団法人「岡山市公園協会」

・岡山市内の住宅用地、事業所用地（公営住宅用地、販売目的の土地を除く。）
・道路に面する部分で、道路から植物が眺望できる。
・新たに購入した高さ1.5ｍ以上の樹木を３本以上植栽、または５㎡以上の屋上緑化。
・一年草や野菜、すでに植栽している植物は対象外。
・植栽後、最低５年間は緑化を廃止しないこと。
・他の植物への植え替えは対象外。

・令和５年９月30日までに申請書を提出し、令和６年３月15日までに完了報告が提出できるもの。（※申請前に購入、着工したものは対象外）

例えば、道路に面する場所で西日の当る箇所や日差しが差し込むお部屋の窓近くなどに上記の条件を満たした樹木を(３本以上)植えれば対象となり、日差しを遮りエアコンの消費電力を抑えることが期待できます。

ついでに目隠し効果も期待するなら常緑樹を、冬場は日差しを取り込みたい場合は落葉樹にするといいですね。

こちらの記事も参考にしてくださいね⇒【岡山で良く育つおすすめのシンボルツリー１０選】

国土交通省の「住宅エコリフォーム推進事業」の補助制度を使って住宅(部分)リフォーム

2つ目は国土交通省の「住宅エコリフォーム推進事業」の補助制度を使った住宅リフォームです。住宅をZEHレベル(※)の高い省エネ性能へ改修することを目的とした事業で、大掛かりなリフォームだけでなく、窓などの部分リフォームでも対象となります。

※ZEHとはnet Zero Energy Houseの略語で「エネルギー収支をゼロ以下にする家」という意味

部分改修の場合は、2箇所以上の開口部改修工事から申請可能で、補助率は省エネ改修工事費の40％、補助上限額は１戸あたり最大350,000円です。（補助額合計が5万円以上であることが条件）ただし、事前に事業者登録をおこなった事業者でなければ申請できないため、施工を依頼する前に確認することをお忘れなく。

部分リフォームの例で言えば、エアコンをよく使うお部屋の窓に「二重窓（内窓）」を設置することで断熱効果が高まり、電気代の節約に繋がります。

「二重窓（内窓）」は昔は寒い地域の凍結防止策として一般的でしたが、最近は「断熱効果」による「省エネ」の観点のほかにも「結露防止」や「防音効果」「防犯効果」など様々なメリットから日本全国の住宅で採用されています。

また「二重窓」は既存の窓の内側に取り付けるため、最短で1時間の工事で設置可能なタイプなどもあるそうですよ。

今年の夏も「賢く省エネ」して我慢せず快適に過ごしたいものですね。なお、これらの助成金、補助金を使う為にはいくつかの条件があり、各自治体で内容や閉め切りが異なったりしますので、ご興味のある方は「KGコンシェルジュ」へお気軽にご相談下さいね。